冬に停電で困る事って何?オール電化の場合は?備えるべきものは?
私達の住む日本でも、近頃、大きな災害が発生していますね。
いつどこで起こるかがわからないのが、災害。
備えあれば憂いなし・・・とは言いつつ、備えがおろそかになっていないでしょうか?
いざ災害が起こった時、慌てないように、普段から備えを万端にしておきたいものですね。
地震、台風、土砂災害。
さまざまな災害がありますが。
それほど大きな規模の災害ではなくても、現代人の生活を脅かすのが、それに伴う停電です。
冬に停電で困る事って何?
停電が起こった場合、一番困ることはなんでしょうか?まずは照明ですね。
日中ならまだしも、夜間の停電は照明が使えないので、非常に不便です。
さらに、季節によっては、問題が異なってくるのをご存知でしょうか?
今回は冬場の停電によって起こる問題を、取り上げてみたいと思います。
真冬でも平均気温の高い、沖縄などの地域は別として。
特に北国の場合、冬の停電はたった一晩であっても、命にも関わる事態を引き起こすことがあります。
ここで一番問題になるのは、暖房ですよね。
冬場には零下になる地域も多い、この日本です。
暖房が使えないとなると、一気に室温が下がってしまいます。
つまり、室内であっても、命に関わるような低温になる事も充分にありえるということです。
オール電化の停電は冬に要注意?
特にオール電化の場合は停電に弱いと言われています。
生活の全てを電気に依存しているのですから、仕方の無いことと言えます。
照明が使えないという点では、通常の住宅と同様ですが。
オール電化の場合は、IH調理器を使用している為、調理も行うことができなくなります。
温かい飲み物や食べ物を口にできないので、体の中から暖を取ることができません。
気温の低下に加えて、低体温を引き起こすことにも繋がります。
しかし、意外なようですが、オール電化の住宅でも、設備によっては、通常の住宅よりも停電に有利な場合もあります。
例えば、暖房。北国の場合、オール電化住宅では蓄熱式の暖房機を使用している住宅が多いです。
これは、熱を暖房機の中に貯めておいて、それを少しづつ放熱しながら暖房する設備なのですが蓄熱された熱は、停電になったからといって消えてなくなるものではありません。
つまり、蓄熱量によっては、しばらくの間、暖を取ることができるのです。
また、エコキュートなども同様で、内部に相当量のお湯を貯めておく事ができます。
当然ながら、徐々に冷めていくことになりますが、お湯が使えるので、お風呂には入れなくとも、足湯をしたり、体を拭いたりする事は可能です。
冬の停電に備えるべきものは?
それでは、オール電化でも、通常の住宅でも、冬の停電に備えておくべきものはなんでしょうか。
3つにまとめると、照明器具、暖房器具、調理器具という事になります。
中でも、暖房器具は冬の停電には、厳重に備えておくべきでしょう。
一般的に使用されている石油ファンヒーターなども、電気がなくては動きません。
電気がなくても使用できる、昔ながらの石油ストーブが一台あると安心です。
災害時の避難生活で辛いことの1つに、温かな食べ物を口にできない、という事が挙げられると言います。
温かなものは、体と同時に心も温める効果があるようです。
また、電気だけではなく、ガスもストップする可能性があります。
その場合でも使用できる、ガスボンベ式のカセットコンロも、一台あるといいかと思います。
簡単な調理や、体を温める飲み物を用意する事ができます。
まとめ
災害は起こらないに越したことはありませんが、避けることができないというのも、また事実です。
直接的な被害がない場合でも、停電などが起こる可能性は高いと言わざるを得ません。
その時になって慌てないように、日頃から備えを充分にしておくことが、自分と、家族の身を守る事に繋がるのではないかと思います。