お中元をやめたい!お断りしたい時は?やめるタイミングは?
夏にはお中元が届きますよね。
毎年、決まったものを送ってくださる方もいて楽しみでもありますが、一方で「これはいただいても困るなぁ」と、困ってしまうこともあります。
現在は疎遠になってしまったにも関わらず、明らかに「義理で贈り続けてくださってるんだろうな」と思われるケースがそれです。
お断りしたいけれど、どう伝えたらよいかわからない・・・そんなお悩みをお持ちのあなたにお伝えします。
お中元をやめたい!
お中元は感謝の気持ちや季節のご挨拶の意味がありますから、先方の意向を考えて、お断りするのは失礼なんじゃないかと思ってしまいますよね。
お返しやお礼をしなければならないこともあって、いっそのことやめてくれたらいいのにと思いながらもそのままという場合、失礼にならないようにきちんとお断りをしてみましょう。
そう、お中元はお断りしてもいいのです。
たとえば我が家では、父が亡くなった後も延々と贈り続けてくださる方がいらっしゃり、お気持ちは嬉しいのですがかえって恐縮に感じていたこともあります。
気心の知れた方だったので、お礼の電話の際に「今後はどうぞお気遣いなく」とお伝えして、品物が送られてくることはなくなりました。
ただ、相手の気持ちもありますので、断り方も難しいです。
そこで上手な断り方をご紹介します。
お中元をお断りしたい時は?
断る場合、「頂いた品物を封を開けずにそのまま上から包装して送り返す」という方法がありますが、この方法はお互いに何とも後味が悪く感じてしまうかもしれません。
どうしても立場上受け取れないという場合ならともかく、避けたほうがよいでしょう。
そんな時は、頂いた品物と同金額のものをお礼状と一緒にお送りしましょう。
「ありがたいのですが、今後はお気遣いなく」という内容の文章を書いて、先方にもわかってもらいましょう。
それでもなお贈り続けてくださる場合、先方のお気持ちを十分にくんでありがたく頂戴するのがよいでしょう。
もちろん、お礼状や電話はしてくださいね。
その際にそれとなく「今後はお気遣いなく」を添えるとそのうち先方もわかってくださいます。
先方も断られたからといってすぐにやめづらいのかもしれません。
お中元をやめるタイミングは?
今まで何となくお断りしたいなと思ってきたけれど、いざとなるとどのタイミングで相手に伝えたらいいのか、これまた困ってしまいますよね。
何の前触れもなく突然「いりません」と伝えるのも、なんだか気が引けるものです。
我が家のように、家長が亡くなったという何か出来事があったときがそのタイミングです。
恩義を感じて送ってくださっているので、先方のお気持ちは本当にありがたいのですが、いつまでも故人の影を追っているわけにもいきません。
「新たな暮らしをがんばってまいります」というような文面を添えてお礼状を送りましょう。
転勤・転居、転職、退職といった生活環境の変化もお中元辞退のタイミングになります。
同じく出産、子供の進学などでこれから物入りになったり忙しくなるため、お礼やお返しをするのも大変になるということは理解してもらえると思うので、近況報告がてら「今後はどうぞお気遣いなく」とやんわりお断りしてみましょう。
いきなり「やめてほしい」といわれても、先方も戸惑うかもしれませんが、なにか理由があればわかってもらいやすいですし、こちらも伝えやすいですよね。
もしかしたら先方も、やめるきっかけを待っているかもしれませんよ。
まとめ
いくら感謝の気持ちや季節のご挨拶といっても、お中元とお歳暮で年に2回は品物を贈る習慣があるわけですし、それらの品物を選んで贈ってくださる方のご苦労を思うと、辞退するのは悪くないことだと思います。
ましてや、疎遠になっている場合はなおさら、かえって恐縮してしまうものです。
品物にこだわらなくても、暑中見舞い、年賀状などもらうと嬉しいものはあります。
なにかの節目にはそうしたハガキなどでお互いの近況を知ることはできますよね。
お中元をやめたからといって全く関係を断つというわけではありませんから、失礼に当たらないようにお断りしてみましょう。